検証の条件を揃えて比較すると、スワス角は「広いほど得」とは限らないことが見えてきます。
第3回では、代表水深3mの条件で実用閾値を140度と判断した根拠と、運用への落とし込みをまとめます。
代表水深3mのNorbitデータで、60度から160度までCross Checkしました。
結論は、実用の標準閾値は140度が妥当。
今回の代表水深は3m
今回のCross Checkは代表水深3mの条件です。
浅水なので、外側ビームの影響が結果に出やすい条件です。
角度を広げるほど点数は増える。でも散らばりも増える
スワス角を広げると、点数は増えて効率は上がります。
一方で、ズレの散らばりや外れ値も増えやすくなります。
今回の結果も、その傾向がはっきり出ました。
折れ曲がりは140度から先。150度以上で一段悪化

今回の統計では、140度までは悪化が緩やかです。
しかし150度以上で、ばらつきと外れの増え方が一段強くなります。
ここが実用上の境目です。
抜粋値。140度と150度と160度
単位はmです。
140度。Mean 0.022、Std 0.036、Mean+2σ 0.094、破棄率 0.053%。
150度。Mean 0.024、Std 0.044、Mean+2σ 0.112、破棄率 0.085%。
160度。Mean 0.028、Std 0.060、Mean+2σ 0.148、破棄率 0.219%。
実用ルールに落とす
この結果から、代表水深3mの条件ではこう整理できます。
標準運用は140度。
条件が悪いときの安全側は130度。
150度以上は幅は稼げるが外れが増えやすいので、限定運用が無難です。
まとめ
140度までは安定、150度以上で一段悪化。
だから実用閾値は140度が妥当です。
次回予告
Mean、Std、Mean+2σ、破棄率は何を意味するのか。
この4つを噛み砕いて、現場で使える読み方にします。
この記事は現場の声で育てていきます。気づいた点や追加情報があれば、ぜひ教えてください。
お仕事のご相談、ご依頼も歓迎です。
有限会社アペオ技研 加藤
連絡先:kato.apeo@gmail.com


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